excitemusic

飛びたいペンギンが日々を語る短気集中ブログ。全36日分。楽しんでってください。
by penpen-kyoudai
ICELANDia
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
カテゴリ
●ありがとうございました!●
当ブログは05年10月9日をもって終了いたしました。今までかわいがってくださってありがとうございました!
(注・当ブログの絵や文章には著作権がありますので転写・転載等の無断使用はご遠慮くださいますようお願いいたします)

御用の方は
matsushita_ruka@
mail.goo.ne.jp
までお願いします。
最新のトラックバック
10/17号
from 日刊エキブロ新聞
せつなくてたのしくて勇気..
from あーくの手作りブログ。 ②
ペンギンおもろい
from ハニハニ回覧板
面白いペンギンの物語
from 丱
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


<   2005年 10月 ( 10 )   > この月の画像一覧

最後に、ご連絡とオマケです。

ペンサクからのお知らせ


e0067261_21132393.jpg

リンクしてくださっていた皆様。
 今後このブログは更新が無くなってしまうので
 リンクは外していただいても全然かまいません。
 もちろん、そのままにしてくださっててもウレシイです。


●更新は無くなりますが
 このブログ自体は無くなりませんので
 気が向いたら読み返してやったりしてみてくださいませ。
 

●そして
 本当に本当にありがとうございました。
 予想以上にたくさんの方にかわいがっていただけて
 僕達はとてもしあわせです。
 心から、愛をこめて
 ありがとうございました!



=========================================

さて。

最後におまけをひとつ載っけておきますね。


僕(ペンサク)は写真をいっぱい撮りましたが
結局使わなかったものもあるんです。
その中から一枚。

ウェッデルちゃんのめでたい時を、笑顔で祝ってあげようとして
無理して頑張っている時のペンゾーさんです。
             ↓
e0067261_21145616.jpg

全然かわいくないオマケでしたね(涙)


そんなわけで。

また、どこかで皆様にお会いできる日を夢みて!
一本ジメでシメたいと思います!

よ〜おっ

ペン!

e0067261_2251340.jpg




「11月のおたより」へ
[PR]
by penpen-kyoudai | 2005-10-10 22:13 | その他

36日目(最終回)

e0067261_2247578.jpg

アニキの疲れがなかなか取れないから
(そりゃそうだよな…無理させちゃったもんな)
帰りは
アニキの友達のクジラさんの
背中に乗せてもらうことになった。

ありがとうクジラさん!
e0067261_22473762.jpg

…たしかにアニキの友達だ。
間違いない(涙)

e0067261_2248682.jpg

でもウェッデルちゃん、本当にこれでいいの?
せっかくイイトコ島に帰れたのに。

頑張れば
夢だった水族館のアイドルにだって
なれるかもしんないのに。
お母さんにも会わずに帰っちゃって
本当にいいの?
e0067261_22484071.jpg

「なんかニンゲンこわくなっちゃったし…
ママに会いたい気持ちもあったけど
私もうとっくに親離れしてる歳だから
会ってもママは私のこと
きっとわかんないと思うし

それに
私が世間知らずだったせいで
こんなことになっちゃったのに
みんなで助けに来てくれて…
本当に嬉しかったの。
みんな本当にありがとう!

こんなに優しくてあったかい仲間は
イイトコ島にはいないわ。
私、夢よりも大事なものを見つけたのよ!


でも
だからって
『夢なんて見ても叶わない』なんて
思ったりはしてないのよ。
夢は願えば叶うっていうのは
本当だと思ったわ。
だって
飛んだもん、ペンゾー君」

え?
あ、あれは飛んだっていうより
落ちたっていうか…

「ううん
飛んだよ。」
e0067261_22491654.jpg


ウェッデルちゃんがそう言って
笑ってくれたから
俺はジーンときちゃって
なんだかまた
泣きそうになっちゃったよ。

かっこわるいからガマンしたけど。
e0067261_22495087.jpg

e0067261_22501859.jpg

ウェッデルちゃんが
「飛んだ」って言ってくれるなら
飛んだことにしておこう。

俺は夢を叶えたんだ。

ほらね、夢はいつかきっと叶うんだよ。
だからウェッデルちゃん
今回のショックは大きいだろうけど
また何か違う夢を見つけて
また前みたく
笑顔で夢の話をしてよ。

そしたら
今度は俺が
キミの夢が叶えてあげるよ。

だって俺の夢は
キミが叶えてくれたようなもんだから。
e0067261_2251028.jpg


でも本音言うとさ
俺が本当に飛べたのかどうかなんて
どっちでもいいんだ。

ウェッデルちゃんが無事に生きてて
俺のとなりにいて
笑ってくれてるから

飛べても飛べなくても
俺は今
世界一しあわせなペンギンだよ。
それだけでもう十分だよ。
他に何もいらないよ。



そんなことを考えながら
俺はウェッデルちゃんの横顔を見た。
あんな大変な出来事があったばっかなのに
ウェッデルちゃんは
なんだかしあわせそうに見えた。
気のせいかな。

「あのねペンゾー君」

ウェッデルちゃんが
小さい声で言った。

「私じつは、新しい夢ができたんだ」

えっ?そうなのっ?
それはよかった!
で、どんな夢?
e0067261_22514785.jpg




ウェッデルちゃん
そんなの夢って言わないよ
e0067261_2252194.jpg

だってもう

叶うに決まってるんだから
e0067261_22525721.jpg

e0067261_0234430.jpg





===================================

これで俺の話はおしまい。

ちゃんと全部ニンゲン語に翻訳できたか?
ペンサク。

きっと後でどっかのニンゲンが読むんだろうな。

え?もう読んだニンゲンがいるの?
本当か?
ど、どうやって?(汗)

まぁいいや。
読んだニンゲンがいるんなら
最後にちゃんとご挨拶しなくちゃな。

よし、じゃあ、ご挨拶用に「しゃしん」しようぜペンサク!
みんなも呼んでこよう!
e0067261_0245079.jpg

e0067261_025236.jpg


=====================================

1ヶ月と9日間、かわいがってくださって本当にありがとうございました。
楽しかったです!

最後のお知らせ&オマケへ
=====================================
[PR]
by penpen-kyoudai | 2005-10-09 00:39 | 35日目〜

35日目(その3)

えーい
こうなったらもう
e0067261_2231518.jpg

とめるなペンサク!
長距離飛行で疲れてるアニキや
ケンカの弱いペンサクを
ミツリョーシャに近付けるわけにはいかないんだっ!

俺は一人で大丈夫だ!心配するな!


よしっ!飛ぶぞ!

さん、にー、いち


とおおおおおおおっ!!!

e0067261_22313598.jpg

あっ!ペンサクの縄ほどくの忘れてた!
ごめん!
って、もう遅いけど!
e0067261_22321994.jpg

e0067261_13385654.jpg

e0067261_22335638.jpg

e0067261_22342372.jpg

e0067261_22345234.jpg



e0067261_2236866.jpg

e0067261_22362960.jpg

ああ、無事でよかった!
また会えてよかった!
ほんとにほんとによかった!
e0067261_22365836.jpg

こんなに嬉しかったのは
生まれて初めてだよ
本当に

本当に












e0067261_22373984.jpg

ウェッデルちゃんのショックと
アニキの疲れを癒してるうちに
夕方になり
そしてすぐに夜になった。

今日はもう帰れないから
今晩はみんなで、このへんで寝ることにした。



明日の朝になったら俺達は帰るけど
ウェッデルちゃんはこのイイトコ島に
残るんだよな?

またお別れか…
寂しいなぁ…
俺、ウェッデルちゃんともう
離ればなれになりたくないなぁ…


でも、そんな言葉を口に出したら
ますますお別れが
辛くなっちゃいそうだから
何も言わないでおこう。

今はただ
こうしてまたウェッデルちゃんと一緒にいられるシアワセを
ひたすら噛み締めていよう。




ウェッデルちゃんは、よっぽど疲れたのか
横になってすぐに眠ってしまった。

俺も疲れてるはずなんだけど
全然眠くならなくて
一晩中、隣で眠るウェッデルちゃんの大きな背中を
ぼんやり眺めていた。
e0067261_22383761.jpg





結局、一睡もできないまま夜が明けた。

眠っていたはずのウェッデルちゃんが
急にハッキリした声で「ペンゾー君」と言った。

あれ?眠ってなかったのかな。

ウェッデルちゃんは立ち上がり
俺を見つめてこう言った。
「私、一晩中考えて、決めたわ」

え?何を?


「あのね」
e0067261_22431859.jpg

え?


次の日記へ
[PR]
by penpen-kyoudai | 2005-10-08 00:20 | 35日目〜

35日目(その2)

よしっ!出発だーっ!!
e0067261_22214551.jpg

アニキ速い!
さすが伝説の鳥っすね!
ちゃんとつかまってないと落っこちそうっすよ!
このご恩は一生忘れないっすよ!

ペンサク、俺の体とおまえの体、
ちゃんと縄でしばっとけよ?
おまえ腕力なくて落っこちそうだからな!
e0067261_222215100.jpg


くそー
俺が『ニンゲンに声をかけなくちゃ!』なんて
言わなかったら
ウェッデルちゃんは
船に乗らなかったかもしんないのに!
俺のバカ!
ぜんぶ俺のせいだ!

待ってろウェッデルちゃん!
絶対に絶対に助けだすから!
どうか
俺が行くまで無事でいてくれ!



e0067261_22285442.jpg

おお!あれがイイトコ島か!
こんなに速く着けるとはっ!
全速力で飛んでくれてサンキューっす!アニキ!
e0067261_22231359.jpg

え?
もう少し先に
ミツリョーシャのアジトがあるんスかっ?
さすがアニキ、物知りッスね!!!

あっ!
あれッスか!?
e0067261_2224134.jpg

e0067261_22242576.jpg

e0067261_22244770.jpg

あーーーーーー!!!
大変だーーーーー!!!
ウェッデルちゃんがーーーーーっ!!!

は、早く助けないと
毛皮とお肉にされちゃうぞ!
アニキ、早く降りて降りて!!
e0067261_22252033.jpg

ううっ!そ、そっか!
相手はミツリョーシャだもんな…
特にアニキは珍しい鳥だから
見つかったら大変だよな…


でででも、このままじゃウェッデルちゃんがっ!
でもアニキまで危ない目に遭わせるわけにはっ…


ううーーーーっ
どうしたらいいんだーーっ!




次の日記へ
[PR]
by penpen-kyoudai | 2005-10-07 00:38 | 35日目〜

35日目(その1)

e0067261_22172597.jpg

泣いても泣いても
涙が出てくる。

目が壊れちゃったみたいだ。



午後になってアニキが来た。
すごくあわててるけど、どうしたんだろ。
e0067261_2217551.jpg

「あのアザラシ、海岸に停めてあった船に乗ったのか?」
と、アニキはすごい顔で叫んだ。

ウェッデルちゃんがその船に乗って
イイトコ島に行ったというウワサを
アニキは今日どこかで 耳にしたらしい。

俺が「うん、乗って、行っちゃいました」と言うと
アニキはますます怖い顔になって
こう叫んだ。

「バカ!あれは」
e0067261_22182325.jpg

e0067261_22184516.jpg

なにそれ。

え?
動物をさらって
殺して
皮を剥いで売っちゃったり
お肉にして売っちゃったりする
ニンゲンのこと?
へぇー

…って
e0067261_22191654.jpg

なんで「イイトコ島」なんて名前のくせに
そんな悪いニンゲンが住んでるんだよーっ!
くっそー!名前にだまされたーーーっ!(涙)


ウェッデルちゃんを助けにいかなくちゃ!
でもどうしたらいいんだ!
オレの泳ぎのスピードじゃあ
追いつけないよ!

ああ、この前作った翼が
もっとしっかりしてりゃ
飛んで行けるのに!
e0067261_22194996.jpg

って、作ったの俺だけど!
e0067261_22202067.jpg

「まだ休養中だけど仕方ねぇ。
こういうのは
ほっとけねぇ性分だからよぉ」

アニキ!アニキ!アニキ!
やっぱアニキは最高だ!
俺、一生アニキの子分でいさせてもらいます!

よし!
大急ぎで出発だーっ!


次の日記へ
[PR]
by penpen-kyoudai | 2005-10-06 00:57 | 35日目〜

34日目

昨日は結局
いくら待ってもニンゲンは戻ってこなくて
俺達は
岩場の影に隠れたまま一夜を明かし朝を迎え
そしてまた午後になった。
e0067261_2291166.jpg

ウェッデルちゃん、疲れちゃったんだな。
なんか全然元気なくなっちゃったもんな。

俺はウェッデルちゃんに
「大丈夫?なんか元気ないみたいだけど…」
と声をかけた。

ウェッデルちゃんは言った。
「大丈夫。
元気がないのは
疲れたせいじゃないの。
あのね、ペンゾー君。
私、一晩考えて、わからなくなってきちゃったの」

ウェッデルちゃんが
話を続けようとしたその時
聞き慣れない足音が響いてきた。

なんだ?
e0067261_2294347.jpg

e0067261_22101745.jpg

俺は頭の中が真っ白になった。

でもとなりのウェッデルちゃんを見たら
e0067261_22104810.jpg

どどどどーしたのっ?ウェッデルちゃん!
早くニンゲンに声かけないと
船が出ちゃうよっ?
(出ちゃっても俺はいいけど!!)

ウェッデルちゃんは
震える小さな声で言った。

「ああ、どうしたらいいのかしら…
私、本当にわからなくなっちゃったの。
この船に
乗った方がいいのかどうか…

この船でイイトコ島に帰れるんなら
それはすっごく嬉しいんだけど…
でも、それって
もう二度とペンゾー君に会えなくなるってことよね?」
e0067261_22112210.jpg

e0067261_22115296.jpg

俺はびっくりした。
こんな大事な時に
ウェッデルちゃんが俺のこと考えて
寂しがってくれてるなんて!!


俺は
ウェッデルちゃんの手をつかんで
この海岸から走り去ろうかと思ったよ。

でもそんなことしていいのか?
ウェッデルちゃんは後悔しないのか?
俺は後悔しないのか?
ウェッデルちゃんの夢を
ここで終わらせちゃって
本当にいいのか?


ニンゲンはもう、船出の準備を始めていた。
もう時間がない!

俺は一瞬で心を決めた。

ウェッデルちゃんを
見送ろうって。

だって
ウェッデルちゃんの夢に通じる道が
いま目の前にひらけてるって時に
俺がそれを壊すなんて!
そんなこと出来るわけないじゃないか!!

俺にできることは
ウェッデルちゃんの、このめでたい出発を
「おめでとう」ってお祝いしながら
笑顔で見送るってあげることだけなんだ!


俺は夢中でウェッデルちゃんに叫んだ。
e0067261_22131350.jpg

「俺、絶対すぐ飛べるようになるから!
そしたら毎日イイトコ島に遊びに行くから!
だから、これでお別れなんかじゃないよ!
早くニンゲンに声をかけなよウェッデルちゃん!
ほら、もう船が出ちゃうよ!」

ウェッデルちゃんは
涙をいっぱい浮かべて俺の顔を見つめた。
e0067261_22134755.jpg

そしてすぐに
ニンゲンに向かって
一目散に走っていった。

俺は岩場に隠れながら
ウェッデルちゃんが必死になってニンゲンに
「連れってって」と頼んでいる姿を
見つめていた。

もちろんニンゲンには
ウェッデルちゃんの言葉は通じてないんだけど
気持ちが通じたのか
ニンゲン達は
ウェッデルちゃんをすんなり船に乗せてあげて
船から落ちないように網をかぶせてあげてから
すぐに出発した。

e0067261_22141937.jpg

ウェッデルちゃんは
ありがとう、って
何度も何度も叫んだ。

俺もいっぱい叫んだ。
「おめでとう」とか「頑張れよ」とか
「すぐ会いに行くよ」とか。
一生懸命、笑顔で叫んだ。

でも俺、ほんとはわかってるんだ。

たとえ俺が飛べるようになっても
イイトコ島なんて遠すぎて
行けやしないってこと。

e0067261_22144917.jpg

あっというまに
船は見えなくなった。

笑顔で見送ることができたと思ってたのに
気が付いたら俺の顔は
涙でぐしゃぐしゃになっていた。

きっとすっごい顔になっちゃってるよ。
ウェッデルちゃん、見ちゃったかな。

でも見ちゃったかどうかなんて
もう聞けないんだ。
もう話もできないんだ。
もう一緒に遊ぶことも
一緒にお魚を食べることも
あの笑顔を見ることも
なんにもできないんだ。



俺は
いっぱい泣いた。
おかしくなっちゃったかと思うほど
いっぱい涙が出て
止まんなかった。

ウェッデルちゃんが船に乗れたことを
喜んであげなきゃいけないのに
そんな気持ちには
全然なれなかった。


ごめんな、ウェッデルちゃん。

ほんとにごめんな。
e0067261_22154551.jpg



次の日記へ
[PR]
by penpen-kyoudai | 2005-10-05 00:50 | 30日目〜

33日目(その2)

ふ、船!?
イイトコ島行きの船が来てるのっ!?
ななななにそれ!!!!
e0067261_21572612.jpg


ウェッデルちゃんは興奮しながら言った。

「そこの海岸に船が来てるの!
さっきそばに行ってみたら
イイトコ島の匂いがしたの!
絶対にイイトコ島から来たのよ!
あの船に乗ることができたら」
e0067261_2158258.jpg

「ああ、どうしよう!
どうやったら乗せてもらえるのかしら!」

とりあえず、海岸に行ってみることにした。

ウェッデルちゃんは
「早く行かないと
船が帰っちゃうかも!」って言って
すっごく頑張って走った。
そりゃそうだよね。
だってここにイイトコ島の船が来るなんて
そんな奇蹟、もう一生無いかもしれないし。

俺も一緒に、必死で走ったよ。

でも必死で走りながら
心のどっかで
「船がもう帰っちゃってたらいいのに」って
うっすら思ってたんだ。


すごいやな奴だなぁ俺って…(涙)
e0067261_2272057.jpg

e0067261_21591293.jpg

ああ…あるね……(凹)


でもニンゲンが乗ってない。
どっかに行ってるんだな、きっと。

ウェッデルちゃんが
「ニンゲンが戻ってくるまで、ここで待ってる」
って言った。
俺は「うん、そうしよう」って言うつもりだったのに
口から出た言葉は逆だった。
e0067261_21595078.jpg

「今日は誰も戻ってこないよ!
俺にはわかるんだ!
知らないと思うけど
ペンギンって予知能力があるんだよ!」

自分でもビックリするような
とんでもないデタラメが口から出て来た。
なんだよ予知能力って(涙)

そんなにウェッデルちゃんを
船に乗せたくないのかな俺。
最低だよホント(涙)
e0067261_2205630.jpg


でもウェッデルちゃんは
e0067261_2212563.jpg

って。

ウェッデルちゃんは他人を疑わないんだ。
こんないいコをだまそうなんて
俺ってほんと…(涙)
e0067261_2215681.jpg


それからちょっと困った顔をしながら
ウェッデルちゃんは言った。
「ペンゾー君のこと信用してないわけじゃないんだけど
でも私、ここで待ちたいんだ」

そりゃそうだよな。
待ちたいに決まってる。

俺は何も言えなくなって
ウェッデルちゃんと一緒にニンゲンを待つことにした。
ニンゲンをビックリさせないように
岩場に隠れながら。
e0067261_2223227.jpg




だめだなぁ俺。
ウェッデルちゃんの夢を
邪魔するよーなこと言って。
邪魔する気なんてないのに。
ないはずなのに。

俺、自分のこと
キライになりそうだよ。
e0067261_2233185.jpg




それにしても、来ないなニンゲン…


次の日記へ
[PR]
by penpen-kyoudai | 2005-10-04 00:59 | 30日目〜

33日目

アニキが来た。
e0067261_21541374.jpg

もういいっすよ、その話は(涙



アニキの用事はグチだった。

昨日
アニキのとこにウェッデルちゃんが来て
「イイトコ島に連れてって」と
何度も何度も頼んだんだそうだ。

アニキは
イイトコ島まで飛ぶ気がないからって
断ったらしいんだけど
ウェッデルちゃんは
「OKしてくれるまで毎日頼みに来る」
って言ってたんだって。
e0067261_21544245.jpg

そ、そんなこと言われても
無理っすよアニキ!

てか、なんでそんなに
イイトコ島に行くのがイヤなんすか?
e0067261_21551098.jpg


・・・・・はぁ・・・
(それだけ言うのにそんなイバらなくても…/汗)


でも、そういえばアニキは今
休養中だもんな。
これからまた長い渡りの旅に出るために
体を休めてるのに
遠い遠いイイトコ島まで
アザラシ乗っけて飛んじゃったら
また休養しなきゃならなくなって
その分また渡りに出るのが
遅くなっちゃうもんな。


「なんとかしろ」と言うアニキに
俺はあいまいな返事をしながら
とりあえず
アニキが帰るのを見送った。



俺だって
ウェッデルちゃんに
イイトコ島に帰ってほしくなんかないよ。
でも・・・・

あ〜、このまま
ウェッデルちゃんがイイトコ島に行く方法が
見つからないままで
ずっと何年も過ぎちゃえばいいのに…


って
そんなふうに思ってちゃダメじゃん!
なに考えてんだよ俺!
俺のバカっ!(涙)





その時だった。

ウェッデルちゃんが
血相変えてうちに飛び込んできて
叫んだ。
「ペンゾー君!大変!」
e0067261_21561161.jpg


ええーーーーーーっ?


次の日記へ
[PR]
by penpen-kyoudai | 2005-10-03 00:51 | 30日目〜

32日目

ウェッデルちゃんの夢
叶ってほしい。
でも叶ってほしくない。
でも叶ってほしい。
でもやっぱり…

うう〜〜〜〜〜
e0067261_21523351.jpg


ウェッデルちゃんの夢が叶ったら
俺はちゃんと喜んであげられるのかな。

うん、そりゃ喜ぶよ。
だって嬉しいもんな。

でもお別れなんて…

いや、でも夢が叶うのは嬉しいよ!

でもお別れなんて…

ああーーーーもうっ!
頭の中がぐちゃぐちゃだよ!
夕飯どころじゃないよ!
e0067261_21525088.jpg


こ、好物は仕方ないじゃないかっ!


次の日記へ
[PR]
by penpen-kyoudai | 2005-10-02 00:43 | 30日目〜

31日目

俺はウェッデルちゃんに
「飛べなくてゴメン」
と謝った。
e0067261_21482579.jpg


でもウェッデルちゃんは
e0067261_21485028.jpg

「私、ペンゾー君がおもいきって飛んだの見て
すっごい感動したもの!
ペンゾー君がこんなに頑張ってるんだから
私も落ち込んでる場合じゃない!って
すごく元気が出たの!」
って、ちょっと興奮しながら言った。

そして、ありがとう、って言って
涙をいっぱいこぼした。

なんだか俺も涙が出て来て
とまんなくなって
二人でいっぱい泣いた。
e0067261_21492539.jpg


ウェッデルちゃんは言った。

「アニキさんは私の夢を
『無理』って言ったけど
でもそんなの
やってみなきゃわかんないじゃない?
未来のことなんて
誰にもわかんないもんね。
だから私
まだあきらめないことにしたの。
とにかく
なんとかしてイイトコ島に戻って
夢に向かって頑張ってみたいの」

この前まであんなに落ち込んでたウェッデルちゃんとは
別人(別アザラシ?)みたいだった。
e0067261_21495972.jpg

俺も飛んだ(落ちた?)甲斐があったよ。
かっこ悪かったけど。

なんだか俺の方が
救われた気分になって
俺もウェッデルちゃんに
「ありがとう」って言った。

大泣きしてたから
ちゃんと言えてたかわかんないけど。




ウェッデルちゃんを見送ってから俺は
ウェッデルちゃんが水族館の
アイドルになったとこを想像してみた。
e0067261_21503829.jpg


う〜ん、いいね〜。ウェッデルちゃん輝いてるよ〜。
ああ、俺も見てみたいなぁ。
俺はイイトコ島には行けないけど。


・・・・・・あれ?

ちょっと待てよ?
ウェッデルちゃんがイイトコ島に帰っちゃったら

もう会えないってこと?
e0067261_21511166.jpg


ええーーーーーーー?



次の日記へ
[PR]
by penpen-kyoudai | 2005-10-01 00:26 | 30日目〜